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手指衛生と手荒れの関係

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頻繁な手洗いや手指消毒により、手荒れが生じた経験がある方は多いのではないでしょうか?手荒れは悪循環に陥りやすく、手指を清潔に保つことも難しくするため、菌による感染を引き起こす恐れもあります。
手荒れの原因や手荒れがもたらすデメリットについて、詳しくみていきましょう。

手荒れとは?

一般的に手荒れとは、手の皮脂や水分が少なくなり、乾燥して粉をふいたり、亀裂や炎症が生じたりすることです。 通常、手の皮膚は他の部位よりも角層が厚く、外部の刺激からガードする役割をしていますが、長時間水に触れる仕事や、手洗い・手指消毒が頻繁に必要となる仕事では手荒れが起こりやすくなり、外部の刺激にさらされてしまいます。

手洗い・手指消毒により引き起こされる手荒れ

手荒れが引き起こされる要因は、大きく2つあります。

  1. 年齢やアトピー素因など、元から自分自身が持っている体質が関係しているもの
  2. 手に付着するものによる刺激など、環境によるもの

2つ目の「環境」については、ペーパーで手を拭くときの摩擦、手を濡れたままにしておくことなどが挙げられます。また、洗剤・シャンプー・石けん(ハンドソープ)・消毒液などによる刺激も手荒れの原因となり、もともとの個人の体質と、こういった外部からの刺激によって皮脂などが取り除かれ、手荒れが引き起こされます。

手荒れがもたらすデメリット

手荒れは、感染対策を行う上でも注意が必要な症状です。手荒れによって、どんなことが起こるのでしょうか?

  1. 手洗い・手指消毒から手荒れが発生し、痛みやかゆみが出る
  2. 痛みやかゆみにより、手洗い・手指消毒を行う回数が減ったり、正しい手順や方法を守りづらくなる
  3. 菌が皮膚に定着しやすく(住み着きやすく)なる
  4. 菌が体に入り込み、自身に感染する可能性がある
  5. 菌が定着していたり、手洗い・手指消毒が正しくできていない手で様々なものを触ることで、接触感染で他の人に感染が広がる可能性がある

手荒れが感染に繋がるまでの流れ

手洗い・手指消毒を頻繁に行う必要がある医療や看護、保育に関わる方はもちろん、水に触れている時間が長い美容師や花屋さん、飲食店の方など、外から受ける刺激によって手荒れしやすい職業の方は、特に注意が必要です。
手荒れを防ぐには日頃から予防に取り組むことが大切ですので、予防とケアの意識を高めましょう。

承認:エディタ