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乾燥肌さん向けのスキンケア|乾燥の原因や予防法も解説

乾燥肌さん向けのスキンケア|乾燥の原因や予防法も解説

季節を問わず、肌の乾燥に悩む方は多いのではないでしょうか。肌の乾燥はカサつきやゴワつきの原因となるだけでなく、メイクの仕上がりにも影響を与えます。乾燥肌の方は、毎日の正しいスキンケアを心がけましょう。
今回は、乾燥肌の特徴や原因を解説しながら、正しいスキンケアの手順を紹介します。合わせて、乾燥肌の方向けのお手入れのポイントも説明しているので、ぜひ参考にしてください。
(最終更新日:2025年1月7日)


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乾燥肌とは?4つの原因

「乾燥肌」とは、肌内部の水分が蒸発し、不足している肌の状態をいいます。皮膚のカサつきやゴワつき、粉ふきといった症状があるときは、乾燥肌の可能性があります。

肌の乾燥を放置すると肌がピリピリしたり、かゆみやひび割れができたりするので注意が必要です。なんらかの原因で皮膚の角層がダメージを受け、バリア機能が低下すると乾燥肌の状態になります。まずはその原因からみていきましょう。

空気の乾燥

乾燥肌の原因にまず挙げられるのが、空気の乾燥です。特に、湿度が急激に低下する秋から冬にかけては、空気が乾燥しやすいので注意しましょう。

とはいえ、夏でもエアコンの効いた室内で過ごしていると、肌が乾燥することがあります。エアコンにより空気から水分が失われるので、一年を通して肌の乾燥対策が必要です。

紫外線によるダメージ

太陽の光に含まれる紫外線も、乾燥肌の原因のひとつです。紫外線は肌内部の水分を奪い、奥まで浸透して肌細胞にダメージを与えるといわれています。皮膚の角層細胞が乱れてバリア機能が低下すると、肌の乾燥を引き起こします。

紫外線を長時間浴びることで起きる「日焼け」は、軽いやけどと同じ状態です。日焼けをすると角層に炎症が起きて肌が乾燥するので、日頃から紫外線対策をして日焼けしないようにしましょう。

間違った洗顔・スキンケア

間違った洗顔やスキンケアも、乾燥を引き起こす原因になります。

例えば、洗顔料の洗浄力が強過ぎると、汚れとともに皮膚のうるおいに必要な皮脂まで洗い流してしまう場合があります。また、熱いお湯で顔を洗うのも要注意です。熱いお湯は水分の蒸発を防いでいる必要な皮脂まで洗い流してしまい、肌が乾きやすくなります。

さらに、顔を洗うときに肌を強くこすったり、タオルでゴシゴシ拭いたりするのもNGです。強い刺激が角層にダメージを与え、バリア機能を低下させてしまいます。

生活習慣の乱れ

生活習慣の乱れにも注意が必要です。皮膚のうるおいを保つバリア機能は、1ヶ月前後の周期で肌の細胞が生まれ変わる「ターンオーバー」によって維持されています。栄養バランスの偏りや睡眠不足は皮膚のターンオーバーを滞らせ、皮膚のバリア機能を低下させる一因です。

 

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【乾燥肌】正しいスキンケア

毎日のスキンケアは、肌を健やかに保つことが目的です。間違ったスキンケアは皮膚のバリア機能を低下させてしまうので、日頃のやり方を見直してみましょう。

クレンジング

メイクをした日は、必ずクレンジングが必要です。次の手順でメイクを落としましょう。

■クレンジングの手順

1.適量のクレンジング剤を手のひらに取って温める
2.クレンジング剤を顔に塗り、30秒〜1分程度かけてメイクになじませる
3.ぬるま湯を使い、手でやさしく洗い流す

乾燥肌の方は、洗浄力が高いオイルタイプのクレンジング剤やクレンジングシートは避けましょう。肌への負担が少ないジェルタイプやミルクタイプ、クリームタイプやバームタイプ、保湿成分配合のものがおすすめです。

クレンジング剤はさまざまな種類があり、製品によって使用方法が異なることもあります。使用前にパッケージに表示された使用法をよく読んでから使用してくださいね。

洗顔

毎日の洗顔はゴシゴシこすらずに、次の手順で行いましょう。

■洗顔の手順

1.泡立てネットを使って洗顔料をしっかり泡立てる
2.皮脂分泌が多いTゾーンやあごに泡をのせ、顔の中心から外側に向けて泡を広げるようにやさしく洗う
3.ぬるま湯を使い、手でやさしく洗い流す
4.やわらかい清潔なタオルで軽く押さえながら水分を取り除く

乾燥肌の方は、刺激が少ない洗顔料を選ぶのがおすすめです。メントールなどの清涼成分やスクラブ入りは肌に刺激となる場合もあるので避けた方が無難です。メイクをしておらず汚れが気にならない朝の洗顔は、ぬるま湯で洗い流すだけでもよいでしょう。

うるおいケア

洗顔後は、すぐに化粧水や美容液で肌にうるおいを補給しましょう。うるおいケアをすると、次に行う保湿ケアの効果が高まります。

■うるおいケア(水分補給)の手順

1.適量の化粧水を手のひらに取り出し、温める
2.両手を使い、顔全体を包むようになじませる
3.適量の美容液を手のひらで温めて、顔全体にやさしくなじませる
4.乾燥が気になる部分は重ね塗りをする

乾燥肌の方は、保湿成分が配合された低刺激性の化粧水や美容液を選ぶと良いでしょう。ヒアルロン酸、アミノ酸、コラーゲン、グリセリン配合のものがおすすめです。肌に刺激となることがある香料やアルコールを含むものは避けましょう。

保湿ケア

最後に、保湿ケアで肌の水分と油分のバランスを整え、バリア機能を高めましょう。保湿ケアは乳液、クリームの順番に行います。

■保湿ケア(油分補給)の手順

1.乳液を適量手のひらに取り出し、温めてから両手で顔全体になじませる
2.クリームを取り出し、顔の中心から外側に向かってやさしくなじませる

乾燥肌の方には、低刺激性で高保湿の乳液、保湿クリームがおすすめです。最後に不純物が少ない白色ワセリンで肌を保護するのもおすすめです。

 

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【乾燥肌】スキンケアのポイント

乾燥肌の方は、肌トラブルを起こしやすい傾向があります。毎日のスキンケアで、肌の水分と油分のバランスを整えましょう。最後に、スキンケアのポイントを紹介します。

肌を清潔な状態にする

肌のタイプや状態に限らず、スキンケアの基本は肌を清潔に保つことです。特に、乾燥肌の方はバリア機能が低下し、ささいな刺激でも肌荒れを起こしやすいので注意が必要です。肌荒れの原因となる汗、皮脂、ほこりといった汚れをていねいに洗い流して、肌を清潔に保ちましょう。

十分なうるおいケア・保湿ケアをする

洗顔や入浴をすると肌が一時的にうるおいますが、角層がふやけてバリア機能が低下している状態になります。そのままだと肌が乾燥しやすいため、素早く保湿することが大切です。

乾燥肌は刺激に弱いため、洗浄力が高い洗顔料を避けましょう。乾燥肌の方向けに作られた洗顔料やスキンケア用品を選ぶのがおすすめです。肌に刺激となることもあるアルコール、鉱物油、香料、酸化防止剤等を含むスキンケア用品は、できるだけ避けましょう。自分の肌に合うものを選んで使用することが大切です。

室内の湿度管理も徹底しましょう。リビングや寝室には温湿度計を置いて、肌の水分が失われないように加湿器で湿度を調整するのもおすすめです。

 

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乾燥肌を予防する方法

毎日のスキンケアに加え、日常生活で少し気を付けることで乾燥肌を予防できます。具体的な方法を紹介しますので、取り入れてみてください。

日焼け対策をする

乾燥肌を防ぐには、紫外線から肌を守ることが欠かせません。紫外線は夏だけでなく、一年を通して降り注いでいるため、季節に関係なく対策を行いましょう。

主な日焼け対策には、下記の方法があります。

・日焼け止めを塗る(2~3時間おきに塗り直すのが理想的)
・帽子をかぶる
・日傘を使う


特に日焼け止めは、自分の肌質や外出時間、シーンに合ったSPFやPA値を選ぶことが大切です。

食生活を改善する

乾燥肌を予防するには、肌に必要な栄養素を十分に摂ることが大切です。以下の栄養素を意識的に取り入れることで、内側から肌の調子を整えることができます。

栄養素 はたらき 含まれる食材
タンパク質 肌細胞をつくり、皮膚のターンオーバーを促す 肉、魚、大豆・大豆製品、卵 など
ビタミンA 肌や粘膜をうるおし、皮膚のターンオーバーのサイクルを整える レバー、小松菜、ニンジン、ほうれん草 など
ビタミンB群 皮膚のターンオーバーのサイクルを整え、肌の健康維持をサポートする B2:豚レバー、納豆、モロヘイヤ など
        B6:鶏むね肉、マグロ、ニンニク など
        B12:アサリ、牡蠣 など
ビタミンC コラーゲンの生成を促し、活性酸素を除去する 柑橘類、イチゴ、キウイ、ブロッコリー、小松菜 など
ビタミンE 皮膚のバリア機能を高める、活性酸素による参加ダメージを防ぐ アーモンド、アボカド、イワシ、いくら、豆乳 など
亜鉛 皮膚のターンオーバーの維持をサポートする 牡蠣、牛肉、卵黄、チーズ など

 これらの栄養素を意識的に摂取すると、肌の健康を内側から支えることができます。乾燥肌の方は過剰なダイエットや偏食を避け、栄養バランスの取れた食事を心がけましょう。

入浴の温度に気を付ける

入浴時の何気ない習慣が肌の乾燥を招くことがあります。湯船に浸かることで血行を促進し、リラックスするのは大切ですが、40℃を超える熱いお湯での入浴や洗顔、長時間の入浴は避けましょう。

熱いお湯は、肌の保湿成分を奪いやすく、乾燥を進める原因になります。また、長時間の入浴も同様に肌のうるおいを奪いやすいため、適切な温度(約38~40℃)で短時間の入浴がおすすめです。

睡眠の質を高める

睡眠中には成長ホルモンが分泌され、皮膚のターンオーバーが促進されます。成長ホルモンは肌細胞の修復や再生に欠かせないため、乾燥肌を予防するうえで非常に重要です。

睡眠不足になるとターンオーバーが滞り、皮膚のバリア機能が低下して乾燥しやすくなります。特に、成長ホルモンは深い眠り(ノンレム睡眠)の際に多く分泌されるため、睡眠時間だけでなく睡眠の質を高めることも大切です。

<睡眠の質を高めるためのポイント>

・就寝1~2時間前までに入浴を済ませる
・寝る前のスマートフォンやパソコンの使用を控える
・テレビなどの刺激的な画面も避ける


これらの習慣を心がけることで、肌のターンオーバーを正常化し、乾燥肌の予防につなげていきましょう。

 

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まとめ

乾燥肌の方はもちろん、肌の乾燥が気にならない方でも毎日のスキンケアは重要です。正しい手順で汚れを落とし、しっかり保湿しましょう。適切なスキンケアを心がければ、肌を健やかで美しい状態にキープできます。

乾燥肌が気になるときは、原因を取り除くことも大切です。普段の生活習慣も見直して、健やかな肌を目指しましょう。

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