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乾燥肌に適したスキンケアって?肌が乾燥する原因も解説

乾燥肌に適したスキンケアって?肌が乾燥する原因も解説

季節を問わず、肌の乾燥に悩む方は多いのではないでしょうか。肌の乾燥はカサつきやゴワつきの原因となるだけでなく、メイクの仕上がりにも影響を与えます。乾燥肌の方は、毎日の正しいスキンケアを心がけましょう。



今回は、乾燥肌の特徴や原因を解説しながら、正しいスキンケアの手順を紹介します。合わせて、乾燥肌の方向けのお手入れのポイントも説明しているので、ぜひ参考にしてください。


この記事は約6分で読み終わります。

乾燥肌とは?4つの原因



「乾燥肌」とは、肌内部の水分が蒸発し、不足している肌の状態をいいます。皮膚のカサつきやゴワつき、粉ふきといった症状があるときは、乾燥肌の可能性があります。

肌の乾燥を放置すると肌がピリピリしたり、かゆみやひび割れができたりするので注意が必要です。なんらかの原因で皮膚の角層がダメージを受け、バリア機能が低下すると乾燥肌の状態になります。まずはその原因からみていきましょう。

空気の乾燥

乾燥肌の原因にまず挙げられるのが、空気の乾燥です。特に、湿度が急激に低下する秋から冬にかけては、空気が乾燥しやすいので注意しましょう。

とはいえ、夏でもエアコンの効いた室内で過ごしていると、肌が乾燥することがあります。エアコンにより空気から水分が失われるので、一年を通して肌の乾燥対策が必要です。

紫外線によるダメージ

太陽の光に含まれる紫外線も、乾燥肌の原因のひとつです。紫外線は肌内部の水分を奪い、奥まで浸透して肌細胞にダメージを与えるといわれています。皮膚の角層細胞が乱れてバリア機能が低下すると、肌の乾燥を引き起こします。

紫外線を長時間浴びることで起きる「日焼け」は、軽いやけどと同じ状態です。日焼けをすると角層に炎症が起きて肌が乾燥するので、日頃から紫外線対策をして日焼けしないようにしましょう。

間違った洗顔・スキンケア

間違った洗顔やスキンケアも、乾燥を引き起こす原因になります。

例えば、洗顔料の洗浄力が強過ぎると、汚れとともに皮膚のうるおいに必要な皮脂まで洗い流してしまう場合があります。また、熱いお湯で顔を洗うのも要注意です。熱いお湯は水分の蒸発を防いでいる必要な皮脂まで洗い流してしまい、肌が乾きやすくなります。

さらに、顔を洗うときに肌を強くこすったり、タオルでゴシゴシ拭いたりするのもNGです。強い刺激が角層にダメージを与え、バリア機能を低下させてしまいます。

生活習慣の乱れ

生活習慣の乱れにも注意が必要です。皮膚のうるおいを保つバリア機能は、1ヶ月前後の周期で肌の細胞が生まれ変わる「ターンオーバー」によって維持されています。栄養バランスの偏りや睡眠不足は皮膚のターンオーバーを滞らせ、皮膚のバリア機能を低下させる一因です。

また、健やかな肌を維持するには、食事から摂取する栄養が欠かせません。次の栄養素がまんべんなく摂れているか、普段の食生活をチェックしてみましょう。 【タンパク質】
肌や血液などの材料になり、体内で合成できない必須アミノ酸をバランスよく摂取できる栄養素。肉や魚、乳製品や卵などに含まれる。

【ビタミンA】
皮膚や粘膜の健康を維持するのに役立つ栄養素。レバーやにんじん、卵などに含まれる。

【ビタミンB2、ビタミンB6】
皮膚のターンオーバーを改善し、肌荒れを防ぐといわれる栄養素。ビタミンB2は納豆やレバー、ビタミンB6は豚肉やマグロなどに含まれる。

【ビタミンC】
メラニンの生成を抑え、肌の酸化を防止する役割をもつといわれる栄養素。柑橘類やいちご、ブロッコリーやピーマンなどに含まれる。

【ビタミンE】
肌の酸化を抑えるといわれる栄養素。アーモンドやアボカド、豆乳などに含まれる。

【ミネラル】
皮膚のターンオーバーに欠かせない栄養素であり、鉄分や亜鉛などが該当する。
・鉄分
血流を改善し肌のくすみを防ぐといわれる栄養素で、ひじきやあさり、小松菜などに含まれる。
・亜鉛
肌の健康維持に必須の栄養素であり、牡蠣やチーズ、海藻などに含まれる。

【脂質】
肌にうるおいをもたらすといわれる栄養素。肉や魚、植物油などに含まれる。

 

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【乾燥肌】正しいスキンケア

毎日のスキンケアは、肌を健やかに保つことが目的です。間違ったスキンケアは皮膚のバリア機能を低下させてしまうので、日頃のやり方を見直してみましょう。

クレンジング

メイクをした日は、必ずクレンジングが必要です。次の手順でメイクを落としましょう。

■クレンジングの手順

1.適量のクレンジング剤を手のひらに取って温める
2.クレンジング剤を顔に塗り、30秒〜1分程度かけてメイクになじませる
3.ぬるま湯を使い、手でやさしく洗い流す

乾燥肌の方は、洗浄力が高いオイルタイプのクレンジング剤やクレンジングシートは避けましょう。肌への負担が少ないジェルタイプやミルクタイプ、クリームタイプやバームタイプ、保湿成分配合のものがおすすめです。

クレンジング剤はさまざまな種類があり、製品によって使用方法が異なることもあります。使用前にパッケージに表示された使用法をよく読んでから使用してくださいね。

洗顔

毎日の洗顔はゴシゴシこすらずに、次の手順で行いましょう。

■洗顔の手順

1.泡立てネットを使って洗顔料をしっかり泡立てる
2.皮脂分泌が多いTゾーンやあごに泡をのせ、顔の中心から外側に向けて泡を広げるようにやさしく洗う
3.ぬるま湯を使い、手でやさしく洗い流す
4.やわらかい清潔なタオルで軽く押さえながら水分を取り除く

乾燥肌の方は、刺激が少ない洗顔料を選ぶのがおすすめです。メントールなどの清涼成分やスクラブ入りは肌に刺激となる場合もあるので避けた方が無難です。メイクをしておらず汚れが気にならない朝の洗顔は、ぬるま湯で洗い流すだけでもよいでしょう。

うるおいケア

洗顔後は、すぐに化粧水や美容液で肌にうるおいを補給しましょう。うるおいケアをすると、次に行う保湿ケアの効果が高まります。

■うるおいケア(水分補給)の手順

1.適量の化粧水を手のひらに取り出し、温める
2.両手を使い、顔全体を包むようになじませる
3.適量の美容液を手のひらで温めて、顔全体にやさしくなじませる
4.乾燥が気になる部分は重ね塗りをする

乾燥肌の方は、保湿成分が配合された低刺激性の化粧水や美容液を選ぶと良いでしょう。ヒアルロン酸、アミノ酸、コラーゲン、グリセリン配合のものがおすすめです。肌に刺激となることがある香料やアルコールを含むものは避けましょう。

保湿ケア

最後に、保湿ケアで肌の水分と油分のバランスを整え、バリア機能を高めましょう。保湿ケアは乳液、クリームの順番に行います。

■保湿ケア(油分補給)の手順

1.乳液を適量手のひらに取り出し、温めてから両手で顔全体になじませる
2.クリームを取り出し、顔の中心から外側に向かってやさしくなじませる

乾燥肌の方には、低刺激性で高保湿の乳液、保湿クリームがおすすめです。最後に不純物が少ない白色ワセリンで肌を保護するのもおすすめです。

 

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【乾燥肌】スキンケアのポイント

乾燥肌の方は、肌トラブルを起こしやすい傾向があります。毎日のスキンケアで、肌の水分と油分のバランスを整えましょう。最後に、スキンケアのポイントを紹介します。

肌を清潔な状態にする

肌のタイプや状態に限らず、スキンケアの基本は肌を清潔に保つことです。特に、乾燥肌の方はバリア機能が低下し、ささいな刺激でも肌荒れを起こしやすいので注意が必要です。肌荒れの原因となる汗、皮脂、ほこりといった汚れをていねいに洗い流して、肌を清潔に保ちましょう。

十分なうるおいケア・保湿ケアをする

洗顔や入浴をすると肌が一時的にうるおいますが、角層がふやけてバリア機能が低下している状態になります。そのままだと肌が乾燥しやすいため、素早く保湿することが大切です。

乾燥肌は刺激に弱いため、洗浄力が高い洗顔料を避けましょう。乾燥肌の方向けに作られた洗顔料やスキンケア用品を選ぶのがおすすめです。肌に刺激となることもあるアルコール、鉱物油、香料、酸化防止剤等を含むスキンケア用品は、できるだけ避けましょう。自分の肌に合うものを選んで使用することが大切です。

室内の湿度管理も徹底しましょう。リビングや寝室には温湿度計を置いて、肌の水分が失われないように加湿器で湿度を調整するのもおすすめです。

外部刺激を防ぐ

肌を強くこすると角層にダメージを与えるため、外部刺激をできるだけ防ぎ、皮膚のバリア機能を維持しましょう。特に、洗顔や入浴で角層がふやけているときはデリケートな状態なので、肌をこすらないよう注意が必要です。

40℃を超える熱いお湯での洗顔や、長時間の入浴は避けましょう。キレイにしたつもりでも、肌のうるおいを保つ成分まで除去してしまい、肌の乾燥を招く原因になります。

紫外線も注意すべき外部刺激です。日焼け止めや帽子、日傘などを使い、日頃から直射日光を避けて肌に負担をかけない生活を心がけましょう。

 

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まとめ

乾燥肌の方はもちろん、肌の乾燥が気にならない方でも毎日のスキンケアは重要です。正しい手順で汚れを落とし、しっかり保湿しましょう。適切なスキンケアを心がければ、肌を健やかで美しい状態にキープできます。

乾燥肌が気になるときは、原因を取り除くことも大切です。普段の生活習慣も見直して、健やかな肌を目指しましょう。

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