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フケが出るのは乾燥が原因?改善のために見直すべき習慣

フケが出るのは乾燥が原因?改善のために見直すべき習慣

空気の乾燥が気になる季節になると、フケが目立ちはじめることがあります。かゆいからと頭をかいたら、パラパラとしたフケが落ちてきたという経験をもつ方もいるのではないでしょうか。

今回は、乾燥する季節にフケが出やすい理由と対処法について紹介します。フケでお悩みの方は、本記事を参考に対策してみてください。



この記事は約7分で読み終わります。

そもそも「フケ」とは?


フケが出ていると不潔なイメージをもたれることもあり、「毎日、髪を洗っているのに……」と落ち込んでしまうこともあるかと思います。

フケ自体は誰にでも起こりうる生理現象のひとつで、珍しいことではありません。

ここでは、まずフケの基本的な仕組みについてみていきましょう。

古くなった頭皮の角質のこと

フケとは、頭皮からはがれ落ちた垢のようなものであり、皮膚のターンオーバー(新陳代謝)によって出る頭皮の老廃物のことです。ターンオーバーの際に古い角質が押し出され、フケとして目視できるようになります。

しかし、頭皮が健康な状態であれば、フケは目立ちません。頭皮の皮脂量や常在菌のバランスが崩れてしまうと、皮膚のターンオーバーが乱れてフケが増加するといわれています。

フケは2つのタイプに分けられる

フケは、頭皮のタイプによって大きく2つに分けられます。フケが気になる場合、まずはどちらのタイプなのかを確認し、適切に対処しましょう。

以下にそれぞれの特徴について解説します。

脂性肌タイプの頭皮

・しっとりと湿った感じのフケが出やすい
・洗髪不足などで頭皮に皮脂が過剰にあると発生しやすい

脂性肌タイプの頭皮は、比較的男性に多くみられ、皮脂の分泌量が多いことが特徴です。後述する乾燥肌タイプの頭皮とは違い、フケはサラサラ落ちることはなく、髪の根元付近にべったりと付着することが多いです。

脂性肌タイプの頭皮は、シャンプーのすすぎ残しや洗髪不足、汗などが主な原因といわれています。

乾燥肌タイプの頭皮

・サラサラとした粉雪のようなフケ
・空気が乾燥しやすい冬場に多い

乾燥肌タイプの頭皮は、脂性肌タイプの頭皮とは逆に、皮脂の分泌量が少ないことが特徴です。

もともと肌が乾燥しやすい方は、頭皮も乾燥しやすい傾向にあります。本来、健康な頭皮であれば、古い頭皮は目に付かない大きさで自然と剥がれていきます。

しかし、乾燥した頭皮は免疫力が低下し、皮膚のターンオーバーが早まるため、角質細胞が未熟なまま頭皮が大きく剥がれたりするため、それがフケとして目につきやすくなります。認識されます。

 

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フケの原因となる乾燥の原因は?

頭皮が乾燥すると、フケが発生しやすくなりますが、そもそもなぜ頭皮は乾燥するのでしょうか。ここでは頭皮が乾燥する原因を解説します。

季節による乾燥

フケにお悩みの方の中には、1年を通して悩んでいる方と、特定の時期にのみ悩む方がいるのではないでしょうか。頭皮の乾燥は、季節的な要因によって引き起こされることもあります。

空気が乾燥しやすい冬は、肌をはじめ頭皮も乾燥します。室内で過ごす場合も、暖房を使うことによって頭皮が乾燥してフケが生じやすくなります。

また、夏でも冷房の効いた室内に長時間いると、肌が乾燥してカサつくことがありますが、同様に頭皮も乾燥することがあります。夏にフケが出る場合は、冷房による頭皮の乾燥が原因のひとつとして考えられます。

紫外線

頭皮が乾燥する原因として、紫外線の影響も挙げられます。長時間紫外線を浴びると、皮膚がダメージを受けて炎症を起こします。それがおさまると、角層が剥がれ落ちてフケとなるのです。

また、紫外線によるダメージで皮膚のバリア機能が低下すると、頭皮はうるおいを留めるのが難しくなり、乾燥を引き起こしやすくなります。

紫外線の影響による頭皮の乾燥を防ぐには、外出時には帽子や日傘を利用するなど、できるだけ紫外線を浴びないような工夫をすることが効果的です。

シャンプーのし過ぎや不足

フケが気になるからといって、シャンプーをし過ぎるのもよくありません。洗い過ぎると、頭皮のうるおいをキープするために必要な皮脂も落としてしまい、さらに頭皮を乾燥させてしまう可能性があります。

また、シャンプーをし過ぎることで弱っている頭皮を刺激してしまい、フケを悪化させてしまうことも考えられます。シャンプーは一日に一回までとし、洗い過ぎは控えましょう。

とはいえ、頭皮が乾燥しているからといって、シャンプーの回数を減らしてしまうとかゆみが出ることが多いです。フケによるかゆみを防ぐなら、毎日、もしくは一日おきを目安にシャンプーをして頭皮を清潔にしましょう。

 

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子供の肌は特に乾燥しやすいためフケが出やすい


子供は皮脂腺の発達や皮膚の水分保持機能が未熟なため、頭皮が大人よりも乾燥しやすいといわれています。生後1ヶ月を過ぎたあたりから、大人に比べて皮脂が少なくなり、乾燥しやすい肌の状態になるようです。

また、皮脂の乾燥が続くのは、生後5~6ヶ月ごろから思春期前の子供に多いといわれています。大人になると皮脂の増加により脂性肌タイプのフケが多くなりますが、子供の肌は皮脂が少なく肌が乾燥しやすいため、乾燥肌タイプのフケが出やすいようです。

フケを減らすための乾燥対策


先述のように、頭皮は脂性肌タイプと乾燥肌タイプに分けられます。

脂性肌タイプについては、シャンプーのすすぎ残しがないようにする、毎日きちんとシャンプーするといったことを心がけることで、フケを防ぐことができます。

乾燥肌タイプについては、以下の方法で対策してみましょう。

肌にやさしいシャンプーを使う

頭皮のうるおいを残すため、シャンプーは洗浄力が高すぎない、低刺激タイプのものを選ぶことが大切です。

洗浄力が高いものはスッキリとした洗い上がりが魅力ですが、頭皮の乾燥を促進してしまう可能性があります。頭皮のうるおいを守るために、低刺激なシャンプーを選びましょう。

シャンプー選びに加えて、洗い方にも注意してください。誤った方法でシャンプーをすると、かえって頭皮が乾燥しやすくなる場合があります。正しいシャンプーの方法を知り、頭皮の乾燥を防ぎましょう。

頭皮にやさしい、正しいシャンプーの方法を以下に紹介します。

【正しいシャンプーの方法】
1. シャンプーをする前に予洗いする(ぬるま湯で頭皮と髪をぬらす)
2. シャンプーは手でしっかり泡立てる
3. 指の腹で頭皮をやさしく洗う
4. 泡で洗い終わったら、ぬるま湯を使いすすぎ残しがないように流す


ポイントは、ぬるま湯を使うことと、シャワーの水圧を弱めにすることです。熱めのお湯だと頭皮の乾燥につながってしまいます。水圧も、頭皮に刺激を与えないように、弱めに設定しましょう。

入浴後は頭皮の保湿ケアを行う

入浴後は特に乾燥しやすいので、しっかり頭皮の保湿ケアを行うことが大切です。

保湿ケアを行う前は、バスタオルなどで水分をしっかり拭き取ってください。このとき強く拭くと頭皮が傷つきやすくなるため、軽く押さえるように拭き取りましょう。

保湿ケアには、「敏感肌」「低刺激」というワードが書かれている保湿剤が適しています。液がタレにくく塗りやすい、ジェルタイプや乳液タイプがおすすめです。

保湿剤にはクリームタイプもありますが、髪の毛がベタベタするため注意してください。

頭皮を保湿する際は、指の腹を使って少しずつ頭皮にやさしくなじませます。シャンプーの後に頭皮の保湿ケアを行うのは手間がかかるものの、乾燥によるフケを防ぐためには大切なステップです。丁寧にケアしましょう。

室内の乾燥を防ぐ

一般的に、皮膚に最適な湿度は約40~60%といわれています。空気が乾燥していると、頭皮の水分も失われやすくなります。特に、冬場のエアコンの使用により部屋の空気は乾燥するので、加湿器で湿度をコントロールしましょう。

加湿器の代わりに、洗濯物を部屋干しするのもおすすめです。ぬらしたタオルなどを室内にかけておくと、手軽な乾燥対策になります。

 

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まとめ

フケは誰にでも起こる生理現象ではあるものの、襟元などに落ちて気になるものです。乾燥によるフケで悩んでいる方は、本記事で紹介した方法で対策を試してみてはいかがでしょうか。

また、頭皮が乾燥しやすい方は、フケ予防のために日頃から乾燥対策をしておくのがおすすめです。

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