季節の変わり目に起こりやすい肌荒れの症状
季節の変わり目は気温や湿度の変化が大きく、皮膚のバリア機能が低下しやすい時期です。そのため、普段通りのケアでは対応しきれず、肌荒れしてしまう方もいるのではないでしょうか。
ここでは、よく見られる肌荒れの症状を詳しく解説します。
乾燥
健康な肌はしっとりとうるおっているものですが、乾燥していると肌のツヤやうるおいが失われて、つっぱり感が出てきます。触るとザラザラ、またはゴワゴワしていて肌触りが良くありません。
カサつき
肌の乾燥が進むと、カサつきが見られるようになります。皮膚のターンオーバーが乱れ、肌表面の角層が剥がれ落ちにくくなることで、カサついて粉をふいたような肌になることがあります。
赤み
赤みも肌荒れの症状のひとつです。この症状が現れるということは、なんらかの要因で肌が刺激を受け、炎症が起きている可能性があります。
かゆみ
肌の乾燥や赤みと一緒に、肌のかゆみが起きることがあります。かいてしまうとさらに症状が悪化してしまうので注意が必要です。
吹き出物やニキビ
ポツポツと吹き出物やニキビができることもあります。口周りやあごなどに繰り返しできることも少なくありません。
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季節の変わり目に肌荒れが起きる原因
季節の変わり目に肌荒れが起きる主な原因は、気温や湿度の変化によって皮膚の状態が不安定になることにあります。
気温や湿度が変化すると、自律神経のバランスが崩れやすくなり、皮膚のターンオーバーが乱れて肌荒れが起きやすくなるのです。
加えて、季節特有の要素も肌荒れの原因となります。それぞれの季節で肌荒れが起きやすくなる原因をみていきましょう。
春
花粉の季節として知られている春ですが、バリア機能の低下した肌が花粉の影響を受けると、炎症やかゆみなどの肌トラブルを起こすことがあります。
また、年度始めは進学・就職・異動など、環境変化が起こりやすい時期でもあることから、それに伴うストレスが要因になることもあります。
もちろん、気温の変化などの影響で自律神経が乱れやすく、肌荒れの原因となることもあります。
夏
夏は、紫外線による外的刺激によって肌が荒れやすくなります。
また、汗にも注意が必要です。湿度が高い時季なので肌はうるおっていると思いがちですが、汗の蒸発によって肌の水分まで奪ってしまうため、汗をかいたまま放置しないように注意しましょう。
さらに、屋内の冷房も肌の乾燥の要因となるので気を付けてください。
秋
秋になると、朝晩の寒暖差が大きくなり、皮膚のターンオーバーが乱れやすくなります。そのため、肌の乾燥やザラつきなどのトラブルが起きやすいです。
加えて、秋は夏に受けた紫外線ダメージが表面化する時期でもあります。シミやそばかすが目立ち始め、肌の弾力低下も気になりやすくなります。
冬
冬は気温と湿度が年間で最も低く、肌が乾燥しやすい時期です。外気の冷たさに加え、暖房による室内の乾燥も影響し、肌から水分が奪われやすくなります。
また、皮脂の分泌量が減少することで皮膚のバリア機能が弱まり、乾燥やかゆみを引き起こすこともあります。乾燥が進行すると、粉をふいたような状態やザラつきが目立つこともあるため、入念な保湿ケアが欠かせません。
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季節の変わり目に意識すべきスキンケア
これまでお話したように、季節の変わり目は、肌荒れが起こりやすい条件がそろっています。
そのため、肌荒れの原因となる気温・湿度の変化に伴う皮膚のバリア機能の低下に配慮した、適切なスキンケアを行うことが大切です。
やさしく洗顔をする
スキンケアのなかでも洗顔は、特にやさしく行うようにしましょう。間違った洗顔は肌に刺激を与えてしまいます。肌の乾燥が進行するのを防ぐためには、やさしく洗うことが大切です。
洗顔料の選び方
肌のうるおい成分をまもって洗うためにも、洗顔料は肌への負担が少ない低刺激なものを選びましょう。洗浄力の強すぎる洗顔料は、皮膚のバリア機能が低下した肌には刺激となり、肌の乾燥を招く要因となることがあるためです。
洗顔方法
洗顔時は、洗顔料をしっかりと泡立てましょう。泡立てが不十分だと、顔を洗う手が肌に当たって肌をこすってしまい、肌への刺激となるためです。
また、洗顔料は、しっかりと泡立てて使うことを想定して商品開発されています。正しい使い方をしてこそ洗浄力を発揮するため、泡立ちが不十分だと汚れがなかなか落ちず、二度洗い、三度洗いが必要になる可能性があり、肌への負担が大きくなるでしょう。
しっかりと泡立てて洗えば、細かな泡で汚れを包み込めるので、少量の洗顔料で洗うことができます。泡がクッションになるため、手と肌が直接当たることもありません。
洗顔料で洗ったら、ぬるま湯でていねいにすすぎます。このときも肌をこすらないように気を付けましょう。特に、フェイスラインや髪の生え際、小鼻の周りなどはすすぎ残しに十分注意してください。
しっかり保湿する
洗顔後はやさしくタオルで水分を拭き取って、しっかりと保湿を行いましょう。ローションの後に乳液やクリームなどで保湿して、肌の乾燥を防ぐようにしてください。
夏に使っていたさっぱりタイプの保湿剤を、秋や冬にもそのまま使っている方もいるかもしれませんが、空気の乾燥が気になる季節には、保湿力の高いクリームを重ね塗りするなど、季節に合った保湿を行いましょう。
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季節の変わり目による肌荒れをケアするための生活習慣
季節の変わり目の肌荒れ対策には、スキンケアだけでなく食事や睡眠など生活習慣の見直しも重要です。内側からも肌を健やかに保つ方法を取り入れましょう。
食生活を見直す
肌の健康は日々の食事からつくられます。
栄養バランスのとれた食事を心がけ、特にタンパク質やビタミン、ミネラルを積極的に摂取しましょう。
タンパク質は肌細胞の材料となり、ビタミンやミネラルは皮膚のターンオーバーをサポートします。一方で、脂肪分や糖質の過剰摂取は肌トラブルを招きやすいため、量に注意して取り入れることが大切です。
良質な睡眠をとる
肌荒れが気になるなら、良質な睡眠を意識しましょう。
肌の修復や再生を助ける成長ホルモンは、睡眠中に多く分泌されるといわれているためです。
眠りにはノンレム睡眠(深い眠り)とレム睡眠(浅い眠り)がありますが、成長ホルモンが最も多く分泌されるのは、睡眠の初期段階のノンレム睡眠のときとされています。そのため、
ベッドに入ったらすぐに深い眠りに入るのが理想的です。
生活リズムが不規則だと寝つきが悪くなり、眠りが浅くなることがあります。毎日決まった時間に寝起きし、就寝前の1時間はスマホやテレビを控えて、リラックスできる環境をつくることが、質の高い睡眠につながります。
まとめ
気温や湿度が大きく変化する季節の変わり目は、肌荒れが起こりやすい時期でもあります。皮膚のバリア機能が低下するため肌が乾燥しやすく、外部からの刺激に過敏に反応しやすくなるので、注意が必要です。
また、気温や湿度の変化に配慮したスキンケアを行うことも大切です。肌に負担の少ない低刺激性の洗顔料をしっかりと泡立てたら、肌をこすらず洗いましょう。洗顔後はていねいにぬるま湯ですすいで、すぐに保湿することも大切です。このようなやさしいケアで極力肌を刺激しないようにし、肌荒れを悪化させないようにしましょう。また食事や睡眠を見直して生活習慣を整え、体の内側からも肌荒れのケアを行いましょう。
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