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敏感肌に日焼けは大敵!日焼け止めの選び方や使用時のポイント、日焼け後の対処法

敏感肌に日焼けは大敵!日焼け止めの選び方や使用時のポイント、日焼け後の対処法

敏感肌にとって日焼けは大敵であるため、日焼け止めをはじめとするUV対策は必須です。しかし、使用する製品によっては敏感肌には刺激となる場合があります。合わない日焼け止めを使い続けていると、肌にとっては逆効果です。
今回は敏感肌に合った日焼け止めの選び方や、日焼け後の対処法について紹介します。
記事公開日:2024年5月2日( 更新日:2025年4月3日 )


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敏感肌の方は日焼けに要注意!

敏感肌は健康な方の肌に比べて外部刺激を受けやすい状態です。敏感肌の場合、肌のうるおいを保つ天然保湿因子やセラミドなどが不足しており、皮膚のバリア機能が低下しているため、紫外線の影響を受けやすい傾向にあります。

紫外線を浴びると肌に赤みがみられてヒリヒリしたり、黒くなって色素沈着を引き起こしたり、シミやシワなどの原因になりかねません。

また、紫外線のダメージが蓄積すると、肌に必要な水分を保持しにくくなり乾燥を招きやすくなります。

紫外線は天候や季節に関係なく1年中肌に降り注いでいます。紫外線が弱くても肌に悪い影響を与えることは変わらないため、日差しがあまりない曇りや雨の日でも油断できません。

一度に浴びる紫外線量が少なくても長時間浴び続けることで、少しずつ肌にダメージが蓄積してしまうため、紫外線対策が重要です。

 

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敏感肌の方の日焼け止めの選び方

敏感肌は健康な肌よりも刺激を受けやすいため、日焼け止め選びにも注意が必要です。紫外線だけでなく、スキンケア用品による肌トラブルを防ぐためにも、自分の肌に合ったものを選びましょう。ここでは敏感肌の方におすすめの日焼け止めの選び方を紹介します。

適切なSPF値・PA値か

まず確認すべきポイントは製品のパッケージに記載されているSPF値とPA値です。このふたつの値は、紫外線の種類によって役割が異なります。日焼けに影響をおよぼす紫外線の種類は次のとおりです。

・UV-A:紫外線の中で最も波長が長く、肌表面の奥まで入り込み、シワやたるみなどの肌老化の原因になる。PA値の「+」の数が多いほどUV-Aが防げる。

・UV-B:ほとんど肌表面の表皮までしか届かない。細胞を傷付け炎症を起こしたり、日焼けや色素沈着によるシミやくすみの原因になったりする。SPF値が高いほどUV-Bからの影響を受けにくい。

日焼けを防ぐためには数値が高いほうが良いと考えがちですが、紫外線を防ぐ効果が高いほど、肌への負担も大きくなりがちなので注意が必要です。生活シーンによって使い分けすることをおすすめします。

シーン別のおすすめの日焼け止めの値は下記のとおりです。

・近所に買い物へ行くなどの日常使い:SFP10~20、PA+~++
・短時間のスポーツやレジャー:SPF20~40、PA++~+++
・長時間における炎天下での外出やマリンスポーツ:SPF40~50か50+、PA+++~++++


上記の値を参考にしながら、使用する場面に応じて日焼け止めを使い分けましょう。

肌に負担の少ないテクスチャーか

日焼け止めは使用感の違いでさまざまな種類があり、好みに合わせて選ぶことができます。しかし使用感によっては敏感肌の方にとって刺激となる場合があるので、選ぶときには注意が必要です。

ユースキン製薬が実施したアンケートによると、日焼け止めの使用による肌荒れを経験したことがある方は全体の4割に上り、敏感肌の方に限定するとその割合は上昇し、敏感肌の方の約6割が日焼け止めの使用による肌荒れを経験していることがわかりました。

敏感肌の方はちょっとした刺激でも肌トラブルを起こしやすいです。紫外線を浴びることでも刺激になってしまうため、紫外線対策が欠かせません。しかし、肌に合わない日焼け止めを使うと、それが原因となってかえって肌トラブルを引き起こす恐れがあります。

敏感肌の方が肌への刺激を軽減しつつ紫外線から肌を守るためには、のびがよく、塗りやすいテクスチャーのものを選ぶと良いでしょう。クリームタイプ、もしくはミルクタイプの日焼け止めがおすすめです。保湿効果も得られるため、肌のうるおいをキープする効果も期待できます。

出典:ユースキン製薬株式会社「ユースキン製薬の顧客に対するWEBアンケート (10代~90代男女2,779名、2024年3月)」

刺激の少ない成分か

敏感肌の方は日焼け止めに含まれる成分に過敏に反応してしまうことがあるため、無香料・無着色で低刺激のものを選びましょう。

日焼け止めには、紫外線防止剤として紫外線吸収剤紫外線散乱剤が使用されています。それぞれの特徴は、下記のとおりです。

・紫外線吸収剤(ケミカル):紫外線を吸収し熱などのエネルギーに変換する。代表的な成分はメトキシケイヒ酸エチルヘキシルとパラアミノ安息香酸。

・紫外線散乱剤(ノンケミカル):肌表面で紫外線を反射・散乱し、肌へのダメージを防ぐ。代表的な成分は酸化チタンや酸化亜鉛。

紫外線吸収剤を含む日焼け止めは、肌が敏感な方に刺激となることがあるといわれているため、敏感肌の方は試し塗りなどしてから使うことをおすすめします。紫外線散乱剤を使った日焼け止めをお探しの場合は、パッケージに「紫外線吸収剤不使用」「紫外線吸収剤フリー」「ノンケミカル」などと記載されているものを選ぶとよいでしょう。

落としやすいか

日焼け止めの成分が肌に残ると毛穴に詰まり、肌トラブルにつながることがあります。そのため日焼け止めを使用したら、きちんと落とすことが大切です。

しかし、ウォータープルーフタイプなどの落ちにくい日焼け止めを落とそうとして、肌を何度もこすると刺激となるので注意が必要です。

肌への負担を減らすためにも、落としやすい日焼け止めを選ぶことが大切です。

石けんやお湯で落とせるタイプのものであれば、専用のリムーバーを使う必要がありません。洗顔による肌への摩擦も防げるので、デリケートな肌にも使いやすいでしょう。

ときには紫外線からしっかり肌を守りたい場面もあるでしょう。軽い運動や日常生活で使用するときは簡単に落とせるもの、海やキャンプのような日差しの強いところで長時間過ごすときは落ちにくいものなど、シーンに合わせて使い分けることをおすすめします。

皮ふ刺激性テスト済みか

肌が敏感な方にとっては、皮ふ刺激性テスト済みの物かどうかを確認することも大切です。日焼け止めを購入する前に確認したい商品テストの主な項目は次のとおりです。

・パッチテスト(ヒトパッチテスト):製品を皮ふの一部分に塗り、その後の反応を観察してどの程度の刺激の強さがみられるか調べる試験。

・アレルギーテスト:一定期間パッチテストを繰り返し、皮ふにアレルギー反応が出ないか確認する試験。週3回のパッチテストを3週間継続して行った後に2週間休止し、再度皮ふに製品を塗布して様子を観察する。

・スティンギングテスト:かゆみやヒリヒリ感を客観的に評価する感受性試験。製品を皮ふに塗布した後にこれらの症状がみられるか観察する。

このほかにも、ニキビが気になる場合は、ニキビのもとになりにくいことを証明するノンコメドジェニックテスト済みのものを選ぶのがおすすめです。

ただしすべての方に対して肌トラブルが起きないことを保証するものではないので、肌が敏感な方は必ず試し塗りをしてから使用しましょう。また、製品使用後に肌トラブルが現れた場合は、皮膚科を受診することをおすすめします。

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日焼け止めを使用する際のポイント

日焼け止めは選び方だけでなく、使い方にも気を配ることが大切です。ここでは、日焼け止めを使用する際のポイントを紹介します。特に敏感肌の方は日焼け止めで肌トラブルが起きないようにチェックしてみてください。

保湿してから塗る

肌が乾燥したまま日焼け止めを塗ると、皮脂が過剰に分泌され、皮脂崩れが起こりやすくなります。化粧水や乳液、保湿クリームなどでしっかりと保湿してから日焼け止めを塗りましょう。

適切な量を使う

日焼け止めの使用量が少ないと、塗りムラができて効果が落ちてしまうことがあります。また、少量をのばそうとして、肌をこすってしまいがちです。

反対に、日焼け止めの使用量が多すぎても塗りムラができたりベタついたりするため、敏感肌の方に限らず適切な量を使うことが大切です。製品の説明書をチェックして、定められた使用量を守りましょう。

顔の5点に置いてから塗る

化粧水のように日焼け止めを手のひらに伸ばしてから塗ると、塗りムラができやすくなります。おでこ・鼻先・両頬・あごの5点に日焼け止めを乗せて、顔の中心から外側に向かってていねいになじませるようにしましょう。

塗り残しがないようにする

眉間や髪の生え際、小鼻の横、耳などは日焼け止めを塗り残しやすい部位です。うっかり忘れて日焼けしてしまわないように注意しましょう。

また、デコルテや首、首の後ろなども日焼けしやすく塗り忘れしやすい場所なので、しっかり日焼け止めを塗ることが大切です。

塗りなおしはこまめにする

服でこすれたり汗をかいたりすると、日焼け止めが取れてしまいます。2~3時間に1回を目安に塗り直すのがおすすめです。


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日焼け止め以外にできるUVケア

日焼け止めを塗ることに合わせて、別の紫外線対策をするとより効果が高まります。外出時は日傘をさしたり、帽子やサングラスを着用したりするのがおすすめです。UVカット効果のある服やスカーフ、手袋などを活用するのも良いでしょう。

また、室内で過ごす場合も、窓から入る紫外線で日焼けすることがあるため、UVカット機能があるカーテンを活用するのもよいでしょう。


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敏感肌の方が日焼けをしてしまったら・・・

十分に紫外線対策していても日焼けをしてしまうことはあります。その場合は慌てずに対処しましょう。ここでは敏感肌の方が日焼けをした際のケア方法について解説します。

肌を冷やす

日焼けをした後、肌に赤みや痛みがあるときは、速やかにその部分を冷やすことが大切です。冷たいシャワーや濡らしたタオル、ハンカチに包んだ保冷剤などを当てることで、肌のほてりを抑えることができます。

冷やしても変化がみられず、水ぶくれをはじめとする異常がみられた場合は迷わず皮膚科を受診しましょう。

保湿する

紫外線のダメージを受けた肌は皮膚のバリア機能が低下しているため、水分が蒸発しやすい状態です。しっかりと肌を保湿して、外部刺激から肌を守りましょう。化粧水でたっぷりと保湿した後は乳液やクリームなどでうるおいにフタをするのもポイントです。

ただし日焼けした後の肌は刺激を受けやすくなっているため、保湿する際はパッティングをせず、やさしくなじませましょう。また、普段使っているスキンケア製品でも刺激になる場合もあるため、スキンケアの際は低刺激のものを使用することをおすすめします。

 



 

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まとめ

敏感肌は、普通の肌と比べて刺激を受けやすい状態のため、紫外線のダメージによって肌トラブルが起きやすくなります。そのため日焼け止めを活用して、紫外線から肌を守ることが大切です。

日焼け止めにはさまざまな種類があります。SPF値やPA値を確認し、シーンに合わせて使い分けましょう。また刺激の少ない成分で作られているものや、落としやすいものを使用することもおすすめです。もし日焼けをしてしまったら、すぐに肌を冷やしてしっかりと保湿しましょう。

親子の日焼け対策については、下記のインタビュー記事が参考になるのでぜひご覧ください。 「暑い夏を乗り切ろう!親子でかんたん日焼け対策

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