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化粧水がしみるのは間違ったスキンケアのせい!?NG例と改善法

化粧水がしみるのは間違ったスキンケアのせい!?NG例と改善法

「いつも使っている化粧水なのに、今日はヒリヒリする…肌に合わなくなったのかな?」
「化粧水がしみるのは、肌に効果がある成分が効いているからかな?」
化粧水がしみるとき、化粧水が肌に合わないのかな?と考える方もいれば、化粧水の成分が効いている証拠なのかな?と考える方もいるようです。
実は、化粧水がしみたりヒリヒリしたりするのは、効いているのではなく肌への刺激になってしまっているからです。
そこでこの記事では、化粧水がしみる原因とそんなときのスキンケア方法について詳しく解説します。


この記事は約8分で読み終わります。

化粧水がしみる原因

化粧水がしみる原因は、いくつか考えられます。これから解説する原因の中から当てはまる事柄がないか確認してみましょう。

皮膚のバリア機能の低下

皮膚のもっとも外側にある角層は0.02mmという非常に薄い層ですが、この角層にはバリア機能があり、その役割には大きく分けてふたつあります。

まず、角層の内側にある水分や細胞間脂質が逃げるのを防ぐ役割です。これによって、肌のうるおいを蓄え、保ちます。

もうひとつは、外部の刺激から肌を守る役割です。角層のバリア機能が十分に働くことで、花粉などのアレルゲンや細菌などの侵入、紫外線などの外部刺激から体を守っているのです。

しかし、なんらかの要因で角層に蓄えられていた水分や細胞間脂質が減少すると、肌が乾燥し、刺激に弱い敏感な状態になります。水分や細胞間脂質などが減った角層の隙間にアレルゲンなどが入り込みやすくなるため、肌が刺激を受けやすくなるのです。

そのため、皮膚のバリア機能が低下した肌は化粧水の成分が刺激になり、しみることがあります。

熱いお湯や強い摩擦で行う洗顔

間違った洗顔方法をしていると、それがバリア機能の低下を引き起こす要因となり、化粧水がしみるというトラブルにつながります。

間違った洗顔方法とは、熱いお湯で顔を洗うことと、ゴシゴシと肌をこすることです。

洗顔に使うお湯の温度が高いと、皮膚に必要な皮脂まで取り過ぎてしまうため、皮膚のバリア機能が低下し刺激を受けやすくなります。また、ゴシゴシ洗うと摩擦で肌を刺激するため、バリア機能が低下してしまいます。

結果として、化粧水をつけたときにしみる・ヒリヒリするといったトラブルを引き起こす要因となるのです。

過剰なスキンケア

肌に良いと思ってやっていることが、肌に負担をかけているケースも考えられます。

一日に何度も洗顔をすると、肌に必要なうるおいや皮脂まで取ってしまうので注意が必要です。

また、乾燥させてはがすタイプのフェイスパックやピーリングを頻繁にすると、肌を刺激する要因となってしまいます。

季節やエアコンなどによる空気の乾燥

秋冬の季節は空気が乾燥するため、肌の水分が失われやすくなります。また、エアコンの使用は冷房・暖房に関わりなく空気を乾燥させるため、エアコンの効いた室内に長時間いると肌の乾燥を感じる方は少なくないでしょう。

このような空気の乾燥による肌の乾燥が皮膚のバリア機能を低下させ、化粧水がしみる要因となるのです。

紫外線

紫外線が繰り返し当たると、皮膚のバリア機能が低下し、乾燥炎症などが起きます。そのため、化粧水をつけたときにしみる、ヒリヒリするといった症状が現れることもあります。

花粉やハウスダストなどによるアレルギー

皮膚のバリア機能が低下すると、肌は敏感になります。そこに、花粉やハウスダストなどのアレルゲンが侵入すると、アレルギー反応を起こして肌荒れなどのトラブルを引き起こす要因となります。その肌荒れした皮膚に化粧水がしみることがあるのです。

マスクやコットンなどによる物理的刺激

マスクやコットン、マフラーなどの衣服や髪の毛が皮膚に当たったり、こすれたりすることも刺激となります。その結果、肌荒れが起きることも少なくありません。

そのような状態の肌に化粧水をつけると、しみる、ヒリヒリするといったトラブルが起こることがあります。

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化粧水がしみるときのスキンケア

化粧水がしみる場合は、ここまでに紹介した原因で皮膚のバリア機能が低下しているかもしれません。スキンケアのやり方によっては肌の状態が悪化することがあるので、正しくケアすることが大切です。

ここから紹介する正しいスキンケア方法を実践しましょう。

冷やす

ヒリヒリ・ほてり・かゆみが続く場合は、冷やして症状を抑えましょう。保冷剤をハンドタオルなどでくるみ、患部に当てると症状が軽減されます。

敏感肌用化粧品に変える

バリア機能が低下した肌は敏感になっているため、なるべく刺激の少ないスキンケア用品を使いましょう。しみるようになってしまったスキンケア用品でのケアはしばらくお休みして、敏感肌向けの化粧水・乳液・洗顔料などを使うことをおすすめします。

敏感肌用のスキンケア用品を選ぶときは、低刺激タイプで高保湿のものを選ぶと良いでしょう。

スキンケア用品のパッケージを確認して、

・無香料
・無着色
・弱酸性
・アルコール(エチルアルコール)無添加
・アレルギーテスト済み
・パッチテスト済み
・スティンギングテスト済み

などの表記があるものから選んでみてください。

とはいえ、低刺激タイプでも肌に合わないことがあります。初めて使用するときは、腕の内側などの目立たない部分に試し塗りをして、自分の肌に合うかどうか必ず確認しましょう。

正しい洗顔方法に変える

洗顔を正しい方法に変えましょう。
クレンジング・洗顔を行うときのポイントは、以下の2点です。

・こすらない
・熱いお湯を使わない(35℃程度のぬるま湯を使う)

洗顔時に皮膚のバリア機能にダメージを与えないように、やさしくていねいに洗いましょう。

メイクをしている場合は、必ずクレンジング料でメイクを落とします。ポイントメイクはあらかじめ専用のリムーバーで落とした上で、顔全体にクレンジング料をなじませて、やさしくクレンジングしましょう。

洗顔するときは、洗顔料をしっかりと泡立てることが大切です。ぬるま湯で予洗いした後に、たっぷりの泡で肌をなでるようにして顔を洗います。全体的に洗ったら、すすぎ残しのないようにていねいにすすいでください。

しっかり保湿する

皮膚のバリア機能が低下すると、肌は乾燥して敏感になります。皮膚のバリア機能をサポートするには、しっかりと保湿することが大切です。

洗顔後はすぐに保湿して肌の乾燥を抑えましょう。スキンケア用品は、ハンドプレスでなじませることをおすすめします。

詳しいクレンジング・洗顔方法、保湿方法はこちらをご覧ください。「肌あれがひどくなる前に。今から始められる肌あれ予防法」

過剰なスキンケアは控える

過剰なスキンケアは肌に負担がかかります。やり過ぎないようにしましょう。

洗顔は朝と晩の1日2回にしましょう。洗い過ぎは肌の乾燥を招くので注意してください。

また、古い角質を取るためのスクラブやピーリングは刺激が強いことがあるので、化粧水がしみる間は控えましょう。

皮膚をこすらない

洗顔以外でも、日常生活の中で気付かないうちに皮膚をこすっていることがあります。

例えば、タオルで顔を拭くときはゴシゴシとこするのではなく、清潔なタオルで顔をやさしく押さえるようにして水分を拭き取りましょう。

「かゆいから」とかいてしまうと、さらに肌荒れが悪化して皮膚は刺激に弱くなります。かゆいときは患部を冷やすようにしましょう。

肌荒れしやすい環境への対策をする

空気が乾燥すると、肌が乾燥して肌荒れの原因となります。特に、エアコンを使っている場合は、加湿器などを使って部屋の湿度を40~60%くらいに保ちましょう。

紫外線も皮膚のバリア機能を低下させるので、できるだけ浴びないように対策します。日焼け止めを塗ったり、帽子日傘などを使ったりして紫外線を浴びない工夫をしましょう。

また、特定の物質にアレルギー反応が起きる方は、アレルギー反応を引き起こす要因となる物質に接触しないことが大事です。肌荒れの原因となっているもの、もしくは原因と予想されるものに触れないようにしましょう。

マスクの素材が肌に刺激となっていることもあります。その場合は、コットンなどの天然素材のものに変えることや、マスクと肌の間にガーゼを入れることを試してみましょう。マスクが触れる部位にワセリンを薄く塗っておくと、マスクの摩擦から肌を守ってくれるのでおすすめです。

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化粧水がしみる状態が治まらないときは皮膚科へ

ここまでに紹介した対策を講じたものの、症状が良くならない場合や化粧水がしみる原因が特定できない場合は、皮膚科に行くことをおすすめします。

セルフケアで様子を見過ぎると症状が悪化する恐れがあるため、早めに皮膚科を受診しましょう。

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まとめ

化粧水がしみる、ヒリヒリする場合、皮膚のバリア機能が低下している可能性があります。セルフケアでは症状が改善しない場合や原因がわからないという場合は、皮膚科の受診をおすすめします。

 
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