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花粉で肌が荒れる『花粉皮膚炎』とは?かゆみや湿疹の対処法

花粉で肌が荒れる『花粉皮膚炎』とは?かゆみや湿疹の対処法

「花粉の時期になると、なぜか肌のかゆみや湿疹などの皮膚炎が起きる…」、そんな悩みを抱えていませんか?それは、花粉皮膚炎の症状かもしれません。

この記事では花粉皮膚炎の原因と主な症状、対処法について紹介します。



この記事は約6分で読み終わります。

花粉の時期の肌荒れは『花粉皮膚炎』かも?


花粉症といえば、目のかゆみ、くしゃみ、鼻水などが代表的な症状ですが、皮膚にトラブルが起きることもあります。

花粉皮膚炎の主な症状と、花粉で肌が荒れる原因をみていきましょう。

花粉皮膚炎の主な症状

花粉皮膚炎は、花粉の時期に以下のような症状が現れることがあります。

・肌にかゆみがある
・肌にブツブツとした湿疹が現れる
・まぶたや目の周りが赤くなる


花粉が多く飛散する時期に、肌にかゆみや湿疹、まぶたや目の周りが赤いといった症状が現れた場合、花粉皮膚炎が疑われます。

花粉皮膚炎の原因は『皮膚のバリア機能』にある

花粉皮膚炎の発症には、皮膚のバリア機能が深く関係しています。

バリア機能は皮膚のもっとも外側の角層部分に備わっており、肌内部のうるおいが逃げないように守るほか、外部刺激から体を保護する役割があります。

しかし、肌の乾燥などによって角層の細胞同士にすき間が生じ、皮膚のバリア機能が低下すると、肌は外部の刺激に対して敏感になるのです。

特に、スギ花粉のシーズンである2月~4月は、空気が乾燥しているため肌も乾燥しやすく、皮膚のバリア機能が低下しやすい季節です。

バリア機能が低下した皮膚には花粉も刺激となり、肌に花粉が付着すると免疫システムが働き、アレルギー反応が生じやすくなります。その結果、肌のかゆみや湿疹、赤みといったトラブルが起きてしまうのです。

特に、顔や首などの肌を露出している部分には花粉が直接付着しやすく、皮膚トラブルが起きやすい部位といえます。予防するには、花粉が肌に付かないように皮膚を守ることが大切です。


 

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花粉皮膚炎の対処法


花粉が多く飛散する時期は、花粉の影響をゼロにすることはできません。しかし、工夫することで花粉の影響を抑え、皮膚のトラブルをある程度防ぐことができます。

花粉皮膚炎に悩まされている方は、以下の方法で対処してみましょう。

花粉が肌に付かないようにする

花粉の時期は、できるだけ花粉が肌に付かないように、外出時にはマスクやメガネ、帽子を活用しましょう。こうしたアイテムを活用することで、肌への花粉の付着量を大幅に減らすことができます。

肌に花粉が触れないように工夫しても、衣服に花粉が付着し、それが肌に触れたり吸い込んでしまったりということもあるでしょう。そうした事態を避けるには、衣服の素材にこだわるのも効果的です。
毛織物のセーターやコートなど花粉が付着しやすいものは避け、表面がツルツルした化学繊維のものを選びましょう。滑らかな素材の衣服だと花粉が付着しにくく、付着した花粉も払い落としやすいといったメリットがあります。

また、帰宅後は室内に入る前に、衣服や髪の毛などに付いた花粉をよく払い落とします。顔に付着した花粉をできるだけ早く取り除くため、帰宅後すぐに洗顔することを習慣づけるのもおすすめです。

スキンケアで皮膚のバリア機能を保つ

先述のように皮膚のバリア機能が低下すると、花粉が肌に侵入しやすくなり、肌トラブルが起きやすくなります。

花粉皮膚炎対策として、皮膚のバリア機能を保つように適切なスキンケアを心がけましょう。

まず意識したいのが、洗顔後や入浴後にしっかりと保湿ケアを行うことです。洗顔後は化粧水でしっかりと肌に水分を与え、乳液やクリームで油分を補います。

肌が乾燥しがちな方は、ヒアルロン酸やコラーゲン、アミノ酸、グリセリンといった保湿成分が配合されたものを選びましょう。

乾燥は皮膚のバリア機能の低下の原因となるので、肌をしっかりと保湿することが花粉皮膚炎の対策につながります。

加えて、皮膚のバリア機能の低下につながる間違ったスキンケアを避けることも大切です。

例えば、熱いお湯を使って洗顔したり、ゴシゴシとこすり洗いをしたりすると肌に負担となりバリア機能の低下につながります。洗顔後にタオルで拭くときも、肌を摩擦しないように気を付けましょう。

花粉による肌荒れの対策方法について、こちらの記事でも詳しく紹介しています。
花粉による肌荒れはなぜ起こるの?どんな対策をしたらいいの?

症状が治まらないときは病院へ

花粉対策を行ってスキンケアにも気を付けているのに、「かゆみが止まらない」「皮膚炎が治まらない」といった場合は皮膚科を受診しましょう。

 皮膚科ではかゆみや炎症を抑える塗り薬のほか、必要に応じて抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬といった内服薬が処方されることもあります。症状に合った薬を処方してもらうことで、症状の緩和・改善が見込めるでしょう。

 また、皮膚科を受診することで、花粉皮膚炎と思っていたら実は別の疾患だったことがわかるケースもあります。いずれにしても症状が長く続くようであれば、皮膚科を受診するのがおすすめです。

 

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花粉が気になる時期のメイクのポイント


花粉シーズンは肌荒れでメイクがのらない、マスクのせいでファンデーションが崩れてしまうといった悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。

また、皮膚が敏感になっていて、いつものファンデーションが肌に合わないと感じる方もいることでしょう。

そんな方のために、花粉が気になる時期のメイクのポイントをベースメイクとアイメイクに分けて紹介します。

ベースメイク

花粉皮膚炎による肌荒れが気になると、「いっそのこと、すっぴんのほうがよいのでは?」と感じる方もいるかもしれませんが、実は花粉の時期はメイクをするのがおすすめです。

ベースメイクには肌を美しく見せるだけでなく、外部刺激から守る役割があります。素肌だと花粉が直接肌に触れてしまいますが、ベースメイクをすることで花粉が付かないように肌を守ることができるのです。

花粉の時期は、いつもより肌が敏感になっているので、肌にやさしいタイプのアイテムを選びましょう。低刺激性のファンデーション、紫外線やほこりなどの微粒子から肌を保護するBBクリームなどを使ってメイクすると、肌への負担を軽減できます。

また、この時期は皮膚にかゆみが生じて、ついかいてしまうことも考えられます。かいたりこすったりしても崩れないよう、ベースメイクは薄めに仕上げるのがおすすめです。

ベースメイクを塗る際は、肌を刺激しないようにやさしくていねいに塗ることも意識しましょう。

アイメイク

花粉シーズンのアイメイクでよくある悩みが、涙が出たり目をこすったりしてアイメイクが落ちやすいということです。アイライナーやマスカラを使ってしっかりメイクをして外出したのに、涙でパンダ目になってしまうなんてこともしばしばあるものです。

アイメイクは、ウォータープルーフタイプのアイライナーやマスカラを使用するのがおすすめです。

アイライナーはウォータープルーフタイプのジェルライナーやペンシルライナーを使って目のキワにラインを引くと、印象的な目元になります。好みでリキッドタイプのライナーを選ぶのもよいでしょう。

まつげはしっかりとビューラーで根元からカールし、ウォータープルーフのマスカラで仕上げると目力アップも期待できます。

ウォータープルーフタイプのものであればいったん乾いた後は、目をこすっても落ちにくいく、かゆみ止めの目薬などを差しても、アイライナーやマスカラが流れてしまうということも起きにくいでしょう。

 

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まとめ

花粉シーズンは、肌にかゆみや湿疹、目の周りが赤くなるといった花粉皮膚炎の症状が出やすい時期です。

花粉の時期の肌荒れで悩んでいる方は、肌に花粉が付かないように対処しましょう。毎日の適切なスキンケアも大切です。
毎年のように症状が出るようであれば、早めに対策を講じておくと、花粉の影響を最小限に抑えることができるでしょう。

肌にやさしいスキンケアシリーズ【ユースキン シソラ】

(写真は一部の製品です)
バリア機能が低下しがちな敏感肌におすすめなのが、ユースキン シソラです。昔からさまざまな機能があることが知られている“しそ”のうるおす力に着目して開発したのがシソラ。肌をうるおし、肌荒れを防ぐ低刺激性スキンケアシリーズなので、ピリピリ刺激を受けやすい敏感肌にもお使いいただけます。

シソラの大きな特長は、北海道の契約農家で栽培したしそを使用した「しその葉エキス」を配合していることです。うるおす力に優れた「しその葉エキス」が、肌をやさしく保湿します。また、抗炎症作用のある有効成分として、ローションにはグリチルレチン酸ステアリル、クリームとソープにはグリチルリチン酸ジカリウムを配合し、肌荒れを防止します。

シソラシリーズは「洗う」「うるおす」「守る」の3タイプ。「洗う」タイプには、肌のうるおいをまもってやさしく洗い上げるボディシャンプーと洗顔にぴったりのソープの2種、「うるおす」タイプには、顔やからだの保湿におすすめのクリームとローションの2種があり、チューブ・ポンプ・ボトルタイプから選べます。そして「守る」タイプには、毎日の紫外線から肌を守るUVミルク。無香料・無着色、紫外線吸収剤フリー・アルコールフリーの低刺激処方。肌が敏感な方にもおすすめです。


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