シミができるメカニズム

シミとは、肌の奥底にある「メラノサイト」という細胞が生成したメラニン色素が、肌に溜まって沈着したものです。
メラニン色素は、紫外線から肌を守る重要な役割をもつ物質です。毎日生成されるものの、通常は皮膚のターンオーバーによって体外に排出されます。
しかし、紫外線や生活習慣の影響で皮膚のターンオーバーが乱れると、メラニン色素がうまく排出されなくなり、皮膚に溜まってシミになる場合があります。
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シミができやすい習慣

シミができる原因は、日々の何気ない行動にあります。該当するものがないかをチェックしてみましょう。
紫外線を多く浴びている
シミができる大きな原因のひとつが紫外線です。
紫外線を多く浴びると、肌を守ろうとしてメラニン色素が大量に生成されるため、排出が間に合わなくなって肌に蓄積しやすくなります。
さらに紫外線は肌にダメージを与え、皮膚のターンオーバーを乱すため、シミができやすい状態になるのです。
「紫外線は晴れの日に屋外で過ごすときだけの問題」と思っている方もいますが、油断は禁物です。
紫外線は雲や窓ガラスを通過するため、曇りの日や屋内で過ごしているときでも、多量に浴びてしまう可能性があります。
間違ったスキンケアをしている
間違ったスキンケアをしている場合も、シミができやすくなります。特に注意が必要なのが「摩擦」です。
クレンジングや洗顔のときにゴシゴシと強くこすったり、力強くマッサージしたり、化粧水をコットンで叩き込んだりしていないでしょうか。
このような刺激の強いスキンケアをしていると、肌を摩擦から守ろうとしてメラニンが作られるため、シミが生じやすくなります。
皮膚のバリア機能が低下している
肌の乾燥もシミができやすくなる原因です。皮膚には外部の異物から体を守ったり、体内の水分が蒸発するのを防いだりするための「バリア機能」が備わっています。
皮膚のバリア機能を形成しているのは、皮脂や水分などです。そのため、
肌が乾燥すると機能が低下して紫外線のダメージを受けやすくなり、シミができる場合があります。
また、長期間肌が乾燥した状態が続くと、肌が炎症を起こすことがあります。するとメラノサイトが活性化してメラニン色素が生成されるため、シミができやすくなります。
生活習慣が乱れている
偏った食生活や睡眠不足、運動不足など、生活習慣が乱れている場合もシミができやすくなります。皮膚のターンオーバーを正常に保つには、栄養や睡眠、運動が欠かせないからです。
また、飲酒や喫煙の習慣やストレスなども、シミの原因になるといわれています。
■食事
健やかな肌をつくるには、肌の材料となるタンパク質やビタミン、ミネラルなどの栄養が必要です。食生活が乱れると、肌が求める栄養が不足し、皮膚のターンオーバーが乱れやすくなります。
■睡眠
人間は日中に受けた肌のダメージを、睡眠中に修復しています。睡眠が足りていないとダメージが修復しきれなくなり、皮膚のターンオーバーが遅れるため、メラニン色素が蓄積しやすくなります。
■運動
運動不足の状態が続くと血行が悪くなり、肌に栄養が届きにくくなります。その結果、皮膚のターンオーバーが乱れてシミができる場合があります。
■飲酒・喫煙・ストレスなど
飲酒や喫煙、ストレスなどは、体内の活性酸素を増加させます。活性酸素が増えるとメラノサイトが活発になり、メラニン色素が多く作られるため、シミの発生につながります。
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シミを増やさないようにするための対策

シミは何気ない行動が原因になっていることが多いため、シミ対策をしたいなら日々の習慣を見直す必要があります。ここでは、シミを増やさないための対策を5つ紹介します。
年間を通じて紫外線対策をする
シミを増やさないようにするには、紫外線対策が欠かせません。紫外線は季節や天候を問わず、一年中降り注いでいます。
屋内であっても紫外線は窓ガラスをすり抜けて届くため、年間を通じて日焼け止めを塗りましょう。また、日焼け止めはこすれや汗などで落ちやすいため、こまめに塗りなおすことも大切です。
顔以外の部位にも、紫外線の影響でシミができる場合があります。首やデコルテ、手の甲などにも、忘れずに塗りましょう。帽子や日傘などのUVカットアイテムを併用するのも効果的です。


意外に知られていないのが「目」への紫外線対策です。目に紫外線が当たると、脳がメラノサイトを活性化させるホルモンを分泌し、メラニン色素が生成されます。
その結果としてシミが増える可能性があるため、
サングラスなどを活用して目の紫外線対策も行いましょう。
やさしく洗顔をする
クレンジングや洗顔の際に顔をゴシゴシとこすると、摩擦によって肌がダメージを受け、皮膚のバリア機能が低下する恐れがあります。
クレンジングや洗顔は、力を入れずにやさしく行うよう心がけましょう。洗顔料をよく泡立てて、たっぷりの泡でなでるように洗うと摩擦が起こりにくくなります。
また、
クレンジングや洗顔料が肌に残ると刺激になるため、ぬるま湯でしっかりと洗い流しましょう。
タオルで顔を拭くときも、強くこすってはいけません。タオルを肌にやさしく押し当てて、水分を吸い取りましょう。
保湿を徹底する
洗顔後に保湿を徹底することも、シミ対策に役立ちます。肌の乾燥を防ぐと、皮膚のバリア機能が正常に保たれ、外部刺激の影響を受けにくくなるためです。
化粧水で水分を与えたら、乳液などの油分を含むスキンケアアイテムでフタをして、水分が飛ばないようにしましょう。グリセリンやヒアルロン酸などの保湿成分が配合された、保湿力が高いスキンケアアイテムを選ぶのがおすすめです。


栄養バランスの取れた食事を摂る
肌に必要な栄養が不足するとシミが生じやすくなるため、
栄養バランスを考えた食事をすることも大切です。
特にタンパク質やビタミンA・C・Eが多く含まれる食材は、積極的に摂取しましょう。これらの栄養素が多く含まれる食品として、以下のようなものがあります。
| たんぱく質 |
肉、魚、卵、大豆(大豆製品)、牛乳など |
| ビタミンA |
緑黄色野菜、うなぎ、レバーなど |
| ビタミンC |
カツオ、マグロ、豚ヒレ肉、ささみなど |
| ビタミンE |
ナッツ類、ヒマワリの種、ほうれん草など |
なお、ビタミンCは水溶性なので尿として排出されやすく、体内に貯めておけません。一度にたくさん摂るのではなく、こまめに摂取しましょう。
良質な睡眠を取る
皮膚のターンオーバーは睡眠の影響を受けやすいため、質の高い睡眠を十分に取りましょう。ぐっすり眠ると成長ホルモンがしっかりと分泌されて、肌のダメージが修復されるため、皮膚のターンオーバーも整いやすくなります。
成長ホルモンは、入眠後の最初の深い睡眠時に特に多く分泌されるため、この間にいかに熟睡するかが重要です。リラックスする、就寝時間前に部屋を暗くする、スマートフォンを使わないようにするなどして、スムーズに寝つけるようにしましょう。
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まとめ
シミは、紫外線や誤ったスキンケア、生活習慣の乱れなどによって生じる可能性があります。紫外線対策や丁寧な洗顔・保湿、食事・睡眠の見直しといった日常的なケアが、シミを増やさないことにつながります。今回ご紹介した対策を参考に、できることから取り入れていきましょう。
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