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赤ちゃんこそ保湿が大切!始める時期、起こりがちなトラブルとケア方法を解説

赤ちゃんこそ保湿が大切!始める時期、起こりがちなトラブルとケア方法を解説

赤ちゃんの肌といえば、つるつるすべすべのもっちり肌でトラブルとは無縁と思っていませんか?実は、赤ちゃんの肌は大人以上にデリケートで傷つきやすいので、しっかりケアが必要です。赤ちゃんの肌の保湿はいつから始めたらよいか、どんな風にケアしたらよいかを紹介します。
記事公開日:2020年11月24日( 更新日:2025年10月1日 )


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赤ちゃんこそ肌の保湿が必要!生まれてすぐ始めるべき理由

赤ちゃんの肌は大人に比べて非常に乾燥しやすく、そのため乾燥による肌トラブルも起こりやすいのが特徴です。

本来、皮膚のバリア機能は乾燥やホコリ、花粉、紫外線、化学物質や微生物といった外部刺激から体の内側を守っています。しかし、赤ちゃんの皮膚はこのバリア機能が未成熟なため、うるおいを保ちにくい状態にあります。

また、生まれて間もない赤ちゃんは皮脂の分泌が盛んで、特に保湿をしなくても肌のうるおいが保たれています。ところが、生後3~4か月ごろから皮脂の分泌量が減少するため、乾燥しやすくなるのです。

そのため、早い段階から保湿ケアを取り入れ、赤ちゃんの肌を守ることが大切です。

新生児のころから毎日しっかりと保湿を行うことは、乾燥対策にとどまらず、将来的な肌トラブルの予防にもつながります。

さらに、早めに保湿を始めることで、アトピーの発症リスクを減らせる可能性があります。

 

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赤ちゃんによく見られる肌トラブル

赤ちゃんの肌は、ちょっとした刺激や環境の変化でも肌トラブルが起こりやすい状況です。ここでは、特によくみられる代表的な4つの肌トラブルを紹介します。

乳児脂漏性湿疹

乳児脂漏性湿疹は、生後まもない赤ちゃんにみられる肌トラブルのひとつで、皮脂分泌が盛んな頭や額、耳のうしろなどに生じやすいのが特徴です。黄色がかったかさぶたのようなものができたり、皮膚が乾燥してカサカサした状態になったりすることがあります。

そのままにしておくと、雑菌が繁殖しやすくなり、炎症の原因につながる可能性があるため注意が必要です。シャンプーや石けんはしっかり泡立て、泡で優しく包み込むように洗ってあげましょう。

落ちにくいかさぶたは、入浴前にオリーブオイルやベビーオイル、ワセリンなどを塗ってふやかしてから入浴することで、肌を傷付けずに除去しやすくなります。ただし、無理に取り除こうとしたり、無理にはがそうとしたりしないようにしてください。

一般的には生後3か月ごろまでに自然と落ち着くケースが多いものの、悪化が見られる場合は早めに医師へ相談しましょう。

おむつかぶれ

おむつかぶれは、おむつで覆われた部分に赤い湿疹やただれが生じる皮膚トラブルです。尿や便などに含まれる刺激成分が皮膚に長時間触れることで起こります。

特に下痢便や軟便のとき、高温多湿の時期、外出時などのおむつ交換が遅れる場面で発症しやすくなります。

おむつかぶれを予防するには、こまめにおむつを交換し、やさしく汚れを落とすことが大切です。症状がひどいときは、肌に付着した汚れをシャワーで洗い流して清潔を保ち、ワセリンなどで保湿して皮膚を保護しましょう。

あせも

赤ちゃんは新陳代謝が活発で、体は小さいのに汗腺の数は大人とほとんど変わりません。そのため、わずかな気温上昇でもたくさん汗をかいてしまいます。大人に比べて皮膚がデリケートなため、汗が刺激となり「あせも」ができやすく、かきむしることで悪化しやすいのが特徴です。

また、赤ちゃんのあせもは、首や肘・膝関節の内側、背中、後頭部など蒸れやすい部位にできやすいといわれています。

あせもを予防するには、スキンケアで肌を清潔に保つことが大切です。低刺激の洗浄料でやさしく洗い、汗をこまめに拭き取りましょう。繰り返す場合や症状がひどいときは、皮膚科を受診しましょう。

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アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎の場合、かゆみを伴う赤い湿疹が、顔や頭皮だけでなく腕や脚に広くみられ、手首や足首、首や肘、膝などの関節の内側にも炎症がみられることがあります。

乳児期から症状がみられることが多く、よくなったり悪くなったりを慢性的に繰り返すのが特徴です。かき壊すとジュクジュクし、かさぶたが生じることもあるため、そのままにせず小児科や皮膚科に相談しましょう。

 

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赤ちゃんの肌の保湿ケアに使いたいアイテム

赤ちゃんの肌には保湿が欠かせません。ここでは、赤ちゃんの肌の保湿ケアにおすすめのアイテムを紹介します。

保湿ローション

保湿ローションはクリームと比べると水分が多く、ベタつかずサラッとしたテクスチャーが特徴です。

一般的にクリームよりは保湿力は低いものの、塗った後にベタベタするのを嫌がる赤ちゃんや夏の保湿ケアにぴったりです。

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保湿クリーム

保湿クリームはローションより油分が多く、しっとりとした使用感が特徴です。

特に乾燥が気になる部分や、保湿ローションだけではうるおいが物足りないと感じるときに重ねて使うと効果的です。

また、空気が乾燥する秋・冬に使用するのもおすすめです。

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ワセリン

ワセリンは肌への刺激が少なく、全身に使いやすいのが特徴です。

ただし、ワセリン自体には水分を与える効果はなく、あくまで肌のうるおいを守る“バリア”の役割を担います。そのため、使用する際は先に保湿ローションなどで水分を補った上で、仕上げにワセリンを重ねることをおすすめします。

また、赤ちゃんの食事前に口のまわりへ薄く塗っておくと、食べこぼしによる刺激や拭き取り時の摩擦から肌を守ることができます。

ボディシャンプー

赤ちゃんの肌を健やかに保つためには、保湿だけでなく汚れを落として清潔にすることも欠かせません。汗や食べこぼしなどが肌に残ると、それ自体がトラブルの原因になることがあります。そのため、日々の入浴で汚れをきちんと落とすことが大切です。

全身を洗うときには、肌にやさしい低刺激のボディシャンプーを選ぶことをおすすめします。

赤ちゃんの肌を洗う際は、スポンジやタオルでこすらず、たっぷりの泡を手にとり、肌の上をなでるようにやさしく洗いましょう。しっかりと泡立てることで、肌のうるおいを守りながら汚れだけを落とすことができます。

また、洗浄剤が肌に残ることもトラブルの一因となるため、すすぎは十分に行うことが重要です。首の付け根や腕、足のくびれなど、泡が残りやすい部分は特にていねいに流しましょう。

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赤ちゃんに使う保湿ケアのアイテムを選ぶ際のポイント

さまざまな使用感や形状の市販の保湿ケア用品がありますが、赤ちゃんのデリケートな肌にやさしい、低刺激で無着色、無香料のものを選ぶようにしましょう。初めて使うときは、簡易的なパッチテスト(試し塗り)をすることも忘れないようにしましょう。

二の腕の内側やあごの下などの目立たないところに、保湿剤を少し塗布し、2~3日様子を見ましょう。肌の経過を観察して、赤みやかゆみ、湿疹が出ないことを確認してから全身に使うようにしましょう。

また、パッケージや容器に書かれている使用上の注意事項などをよく読んで使うことも大切です。

さらに、低刺激とされている製品には、以下の表記が含まれていることが多いため、購入前に確認しておくことがおすすめです。

・弱酸性
赤ちゃんの肌表面のpHは、大人よりも中性に近いのが特徴です。pHとは、液体が「酸性」「中性」「アルカリ性」のどの性質に近いかを表す数値のことです。

肌が中性に近づくと細菌が増えやすくなり、肌トラブルの原因につながることがあります。そのため、弱酸性の製品を使って肌をやさしく守ることが大切です。

・無香料
匂いに敏感な赤ちゃんのためにも、香料が強すぎるものは避けたほうが無難です。合成香料や天然香料とともに、肌の刺激となりやすいため、無香料がおすすめです。

・低刺激性
肌の刺激となる成分が少ない製品です。皮ふ刺激性テスト(パッチテストやアレルギーテスト)などを行い、安全性を確認しているため、赤ちゃんの肌にも使用できるものが多いです。ただし、人の肌はそれぞれ違い皮ふ刺激性のテスト済みの物であっても、全ての方に皮ふ刺激が起きないわけではないため、注意しましょう。

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赤ちゃんの肌の保湿方法と注意点

赤ちゃんの肌の保湿ケアを行うとき、特に気を付けたいことや保湿剤を塗るタイミングなどについて解説します。

こすらず、ムラなく、まんべんなく保湿する

保湿剤は、顔からつま先まで全身にまんべんなく塗るようにしましょう。部位ごとにていねいに塗ると塗りムラを防ぐことができます。

また、塗るときはゴシゴシこすらないようにして、やさしく塗ることを心がけましょう。肌を強くこすってしまうと、赤ちゃんのデリケートな肌を傷付けてしまいます。指の腹と手のひらを使ってやさしくのばすとよいでしょう。

一日2回程度保湿する

赤ちゃんの保湿は一日2回程度行うのが良いでしょう。お風呂上がりや着替えのときに保湿剤を塗るようにしましょう。特に、お風呂上がりの肌は乾燥しやすいので5分以内に塗りましょう。脱衣所に保湿剤を常備しておくと塗り忘れを防ぐことができます。

それ以外にも、おむつを替えたとき、汗を拭いたとき、食事の後に口や手を拭いたときなど、生活スタイルに合わせて気が付いたときに塗るとよいでしょう。

これ以外にも、肌の乾燥を感じたときや、一度保湿剤を塗った後でもうるおいが足りないと感じるときは、保湿剤を重ね付けすることも有効です。

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保湿をしても改善が見込めない場合は「乾燥性湿疹」の可能性も?

保湿ケアを続けても赤みやかゆみの症状が落ち着かない場合は、皮膚のバリア機能が低下して湿疹ができる「乾燥性湿疹」になっている可能性があります。

乾燥性湿疹はかゆみや赤みを伴い、放置すると悪化することもあるため、症状があるときは小児科や皮膚科を受診しましょう。

すぐに受診できない場合は、ドラッグストアの赤ちゃん用薬コーナーで市販のステロイド軟膏を使って一時的に炎症を和らげる方法もあります。ただし、製品ごとに強さや成分が異なるため、購入時は薬剤師や登録販売者に確認しましょう。

使用する際は用法・用量を守り、症状が改善したら使用を控えることがポイントです。また、改善がみられない場合や同じ症状を繰り返す場合は、自己判断せずに医師に相談しましょう。

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まとめ

赤ちゃんの肌は乾燥しやすく、肌トラブルを起こしやすいので、保湿ケアは早いうちから行いましょう。早めに保湿ケアを始めることで、アトピー性皮膚炎の発症リスクを抑えられるといわれています。

赤ちゃんの肌に負担がかからないよう、保湿ケアアイテムを選ぶときは、低刺激で無着色、無香料のものを選択するのがおすすめです。

もし、保湿を続けても赤みやかゆみなどが気になる場合は、自己判断せずに小児科や皮膚科などの専門医に相談しましょう。

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